今日は前回の続き。
https://life-meditation.com/e-zine97/
前回は、表現に関して書きました。
自分の感覚を簡単な言葉で済ませないこと。
それに関して質問をいただきました。
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大人になると、「すごい」とか
「きれい」という簡単な言葉で
自分の感覚を表現してしまう、という部分に
かなり心にグサッと来ました。
私もよくやってしまっていると思います。
普段の日常でもまつヲさんと同じように
感覚をクリアに持っていたいと思いますが、
どのようなことに気を付けたらいいでしょうか。
それとも普段の日常では、
当たり前のことしかないので
あまりその意識は必要ないでしょうか。
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ご質問ありがとうございます!
感覚をクリアに保つために日常でどう
気を付けたらいいか、というご質問ですね。
ご質問者さんの言う通り、
すごい体験や旅行なんかは非日常なので
それに対する感覚の変化が
起こることは多々あります。
私の前回のセドナなんかもそうですね。
しかし、普段の日常でその感覚を
湧き起こせるかというと
かなり難しいもの。
当たり前のものに対して自分の五感や
感覚を呼び起こすというのは
かなり難易度が高いのです。
しかし、だからといってそれに対して感覚が
クリアにならないかというとそうではありません。
あなたのいつも行っている仕事も育児も、
体験したことない方からすると発見だらけ、
学びだらけですよね?
どんな行為も、学びがないことはないのです。
ただあなたがそれに慣れてしまっているだけ。
そんなあなたにとって当たり前の行為に対して、
感覚をクリアにすることはできます。
そのために重要なポイント、それは初心です。
初めてのようにそれに向き合ってみる。
当たり前ではないものとしてそれを感じてみる。
私たち人間は学ぶということができますから、
仕事でも作業でも、それをこなせるようになるのです。
作業をこなせるようになることは素晴らしいですが
生活をこなしてしまう、
人生をこなしてしまうとまずいです。
感覚が鈍感になっている可能性があります。
ヨガは「気づき」を重要視します。
今日の体はいつもの体ではなく
今日のポーズはいつものポーズではなく、
今日のコンディションでの今日のポーズです。
人間の体はこうだ、という
固定概念で見るのではなく
昨日の体から今日の体を予想するのでもなく、
ただ今日の体を初心のような気持で感じてみる。
そうすると、いつも通りの体でいつも通りの
ポーズなのに気づきが生まれます。
旅行でもない限り、
目に映る景色の様変わりはありませんが
そこにある気付きを変えることで
自分の感覚はぐっとクリアになります。
初めてそれを体験した日を思い出して
それと向き合ってみてください。
きっといつもとは違う感覚が生まれると思います。
今日はここまで!
良い一日を(∩´∀`)∩