ちょっとストレスフルな友人がいまして
ストレスの授業とヨガをして欲しいとの依頼がありました。
とてもワクワクする議題でもう頭がストレスだらけです(意味違う)
不安が強い彼女はとにかく寝れない、
精神科に通い睡眠導入剤を飲んでも夜中数回起きる、
夕方には毎日38度以上の発熱、
最終的には帯状疱疹で首が回らなくなるという状態になっており
慢性的な寝不足と発熱による倦怠感、首の激痛
にとても苦しんでいました。
それが全て仕事からくるストレスというのです。
という理由で今日から少しストレスの話です。
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そもそも、ストレスってなんだと思いますか?
ストレスがこんなにも言葉として広まっていますが、
その実態を言葉にするのは難しかったりします。
どんな時にストレスを感じるでしょうか。
・我慢したとき
・不安で寝れないとき
・人間関係がうまくいかないとき
私達は物や人にイライラしたり恐怖を感じたりします。
しかし、ストレスというのは物事ではありません。
仕事でストレスを感じる、
と言うのは誰にでも経験があると思いますが
仕事自体がストレスなのではないのです。
物事に良いも悪いもないのですから。
ただそうであるだけです。
しかし私たちは生きていくとだんだん物事を
そのまま見ることが出来なくなります。
そういう風にとらえてしまう「フィルター」が
あなたの中にあるからです。
なぜあなたの中にストレスが発生するかというと
そういう「フィルター」を持ってしまっているからです。
問題です。
ここにコップがあります。
このコップの淵の形はどんな形をしていますか。
もちろんこのコップの形は円、○です。
しかし、それは写真から見えている形ではないはずです。
写真のコップの淵は楕円(だえん)形です。
あなたは楕円形を円だとみてしまっているのです。
目で見ている形とコップという情報、
それと過去の経験を脳が繋げてコップの淵は
円であると脳が解釈をしています。
つまり、あなたが見ているは
目で見ているものではなく脳で解釈したものを見ているのです。
もう一つ、
これは何でしょう。
タバコ、ですね。
これは非常に分かりやすいと思うのですが
「タバコ」が持つ印象は本当に人それぞれだと思います。
喫煙をする人は、自分を癒してくれるもの、
すっきりとさせてくれるもの喫煙しない人は、
自分の体を害するもの、煙がくさいもの
という両極端な快・不快を伴い受け取ります。
おかしいと思いませんか。
同じタバコという物体を見ているのに
その人の中に正反対の意味を持っているのです。
もう一度言います。
それは単なるタバコ、いや、「タバコ」と認識するのすらも
すでに見方に偏りがあります。
それは「筒状の葉っぱ」です。
にも関わらず、あなたと私は一緒の物体を見ているのに
頭の中にあるそれは確実に「別の意味」を持った物体です。
それが感情すらも動かしているのです。
これがあなたの持っているフィルターです。
そのフィルターが出来上がってしまうために、
ものをありのままを見ることは非常に難しくなってしまいます。
これがストレスを生み出します。
同じ仕事をしてもストレスになる人とならない人がいます。
つまり、仕事自体がストレスの原因ではないのです。