さて、この前は何やら
一人ごとのようなことを
つぶやきましたがみなさんは
自分と会話していますか?
え?考え事ならいつもしているよ。
そう思うかもしれません。
考え事と自分と会話する、
というのは違います。
考えているのは多くの場合
「考えてしまっている」のです。
それを自分でそうしようと
思っていなくてもそう考えているのです。
一方、自分と会話するというのは
考えていることに対して
もう1人の自分が投げかけているような感じです。
何か考えているとしたら
もう1人の自分がどこからともなく
やってきてそれは「だめなんじゃない?」
「やっぱりそうか」など
「考えてしまっている自分」と会話しています。
マインドフルネスはよく
流れる葉っぱと川で例えられます。
マインドレス(囚われている状態)は
川に流されている葉っぱをつかむも同然、
その葉っぱと一緒に巻き込まれていることを示します。
岸に上がればいいじゃない、
そう思うかもしれません。
しかし、川に流されているとは
おぼれている状態ですから、
目の前が見えないんです。
自分はうんうんうなっているのに
おぼれていることにすら気づかないのです。
しかし、ある時ハッと気づきます。
この川浅いじゃん。
以外にすっと立てる。
葉っぱにしがみつかなくても
そこに立ってられるのに
毎日が忙しくなった私たちは
それに気づけなくなるのです。
よく思考を手放す、という表現をされますね。
私たちは、何かに悩むときに
「中身」にフォーカスをあてがちです。
でも実際は、「考えること自体」に
問題がある可能性があるのです。
人間にこそ備わった能力「思考」。
それが今私たちを苦しめている。
「考えてしまう」ことから脱却できない。
そんな時に、マインドフルネスは
より効果的なのです。
マインドフルネスは考え事を止めたり、
無になる瞑想ではありません。
「考えてしまう」ことに気づいていく瞑想です。
マインドフルネスは、
日々考えている私たちにとって
とても有効なものだと思います。
それでは、今日はここまで!
皆様にとって、
素晴らしい一日でありますように。