先日、このようなご質問をいただきました。
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食事瞑想をしているのですが、食欲が暴走気味です。
呼吸したり、心と向き合ったりするものの
今日はお昼ごはんごちそうさまできずだらだら食べ続けてしまいました。
まぁそんな日もあるさ、って感じなんですけど
毎日食事瞑想を行い、効果や変化も感じているなかで
どうして暴走してしまうのか…
そんなすぐに変わらないと頭で理解しようとするものの
モヤモヤが止まりません…
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分かります。
できたときは嬉しくてもう大丈夫!!と思えたのに
次の食事でそれを打ち消すかのように食欲の波が来て…
こういうお悩みは多くの方もお持ちだと思います。
食欲や睡眠、心など心身(自分でコンロトールしにくいもの全般)と
向き合うときには、ある程度「思考の遊び」が必要です。
遊びって…公園で遊ぶことではないです。笑
建築用語での遊びです。
遊びとは
衣服などが過剰にキッチリ、ピッタリしていると、
身体を自由に動かすことができない。
同じように建築の世界でも、
動くものには余裕を持たせないと
期待した性能がでない。
そのために器具と器具の間に緩みといった余裕をもたせている。
Byグーグル先生
建築のように一ミリの誤差も許されない世界で作られた「計算された隙間」
これが遊びです。
この感覚が心身を向き合う際には必要です。
日々瞑想を行っていると最初から完璧を目指したり、
できないことにフォーカスが行きがちですが
大事なのは思考の遊びを持っておくこと。
できないことも計算通り
であることを理解しておきましょう。
ご相談いただいた方も、確かに○○ができるようになっている、と
変わっている部分も感じておられました。
それで大丈夫です。
できなかったことだけにフォーカスしないようにしましょう。
もしそれでも難しいと感じる方は、
以下のように全体像を捉えながら行ってみてください。
瞑想で大事なのは3回に1回できるようになる感覚です。
最初は3回のうち1回もできない
次第に3回のうち1回できるようになる
そのうち3回のうち2回できるようになる
だんだんと3回のうち2.5回できるようになる
3回のうち2.5回が続くようになる
まつを
(だれやねん)
瞑想感覚が育まれるとはこのような感覚です。
上のように考えると、いきなり一回中一回を100%できるようになることが
どれだけ難しいかお分かりですか?
思考の遊びを持ちながら3回の打席での打率を上げていきましょう。
それでは今日もよい一日を!