前回の質問の続き。
前回は日常的に瞑想をするには、
心を落ち着かせるには、
というお話しでした。
そのために必要なのが集中内観から
日常内観へのシフト。
そのために意識を分断するスキルが
必要だとお伝えしました。
この「意識の分断」に関して、
私自身はあまり書物で読んだことが
無いように思います。
意識の分断という言葉も私が
勝手に呼んでいるだけです。
しかし私は心の平穏を保つためには
この意識の分断、つまり外に向いている意識と
内側に向いている意識を
「同時に持っておく」ことが
重要だと思っています。
切り替えるのではありません。
同時に持つんです。
車の運転を思い浮かべると
わかりやすいかもしれません。
最初に運転を学んだ時、
最初は怖いので意識を運転に集中させますよね。
他に意識が奪われると運転への意識が
それるので、事故に繋がりかねません。
しかし、それに慣れてくると助手席の人と
会話しながら運転できるようになりますね。
これは会話に意識が
奪われているわけではなく、
運転に意識を向けながら、
会話にも意識を向けているのです。
この違いが重要です。
このように意識は、
トレーニングすると分断して
行えるようになります。
内観も一緒で、内側を観るトレーニングを
続けると、日常でも意識を自分の方に
向けながら過ごすことができるようになります。
これが、
私がライフメディテーションと呼んでいる
「日常を瞑想にする」の着地点です。
この状態がキープできると、
周りのものに振り回されることが無く、
常に穏やかで満たされている軸のある
自分作りができるようになります。
そもそも私たちは、
日常生活で無駄にエネルギーを使い過ぎなのです。
何かの物事を行う際、
それにいちいち感情や思考が
反応していると疲れるのです。
脳の扁桃体という部分は感情を司りますが、
ストレスと関連が深い部分です。
扁桃体が反応するとストレスを
強く感じるようになり、
結果的に周りに当たって人間関係の
トラブルになったりイライラが
止まらなくなったりします。
もし何かストレッサー(ストレスの原因)と
出会っても、重要なのはあなたの内側は
それに反応しないこと。
そのために内観でぶれない自分を作る
必要があります。
とはいえ、
日常的に内観を行っていくためには、
まずは集中内観で内側に向く意識の
ベクトルをしっかりと育んであげる必要があります。
集中内観で深めてから、
徐々に日常内観に移行していくことがおススメです。
私は他の人と食事しているときに
「今も舌先意識してるの?」と
聞かれるのですが(笑)
あなたもそんな状況で「うん!」と
答えられるようになれば
穏やかな日々に近づいている証拠です(^^)
今日はここまで!
良い一日を(∩´∀`)∩