前回から引き続きストレスの対処方法についてです。
前回、ストレスは感情を身体で表現しない為に
起こるということをお話ししました。
上司から無茶な要求をされたとき、笑顔で引き受けてしまう。
これは、
「嫌だな」という ’負の感情’ にも関わらず、
「笑顔」という ’幸せの感情’ を表現してます。
この身体の嘘がストレスの原因だ、というお話でした。
そもそも「ストレスが溜まる」という表現でもわかるように
ストレスとは「溜まる」のです。どこに?
それは体というコップにです!!
その体のコップからあふれるくらいまで
ストレスが溜まると身体症状として反応を出します。
円形脱毛症、肌荒れ、過呼吸、耳鳴りや頭、など。
ストレスがどのように出るかは人それぞれですが、
身体症状として出したときはストレスのコップが溢れている証拠です。
ちなみに病的症状まで行かなくても、
・眉間のしわ
・顎のかみしめ
が取れない方は要注意です。
力んでいるつもりがないのにここに自然と力が入っている場合、
普段からストレスを感じている証拠です。
あなたもぜひ今この瞬間に、眉間のしわが寄っていないか、
顎をかみしめていないか確認してみてください。
特に眉間のしわは時分では意外と気づかないので
鏡を見て確認することもおススメです。
さて、本題に戻ります。
とはいえ、様々な人とうまくやっていくには
自分の感情をむき出しで生きていく訳にはいきません。
会社の上司から無茶な要求をされて、
「無理だ馬鹿やろう!」
とぶつける。
これでストレスは溜まりません。
が、
人生が狂います。
それは困ります。
ここで大事なポイントは、そのイライラを上司にぶつけなくたっていいんです。
実は身体は、感情を吐き出せればいいので手段は何だっていいのです。
むかつく~と思ったら
カラオケで叫ぶ(口で怒りを表現する)
友達に愚痴る(口で怒りを伝える)
人形を殴る(身体で怒りを表現する)
人によってやり方の違いはありますが、
何かしらの表現を「身体を通して行うこと」が必要です。
映画で泣く、でもいいのですよ。
ストレス対処においては、なにで泣くかは問題ではなく、
泣くという行為自体(感情の露出)がとても重要です。
失恋したときでもしっかりと泣けたら前を向けます。
身体症状が出てからストレスが溜まっていたことに気づくのは遅すぎます。
日々自分の体を研ぎ澄まして、こまめにストレスは抜いてあげましょう。