今日は脳のお話し。
先日も思考に対して相談を受けました。
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何かあるとすぐに考えこんでしまいます。
あまり深く考えないように、とか、
感じることが大事、といわれても
これはどういうことだろう、とか、
これで合っているのかな、とか
考えてしまいます。
そうでなくても、仕事のこととか
考えてしまいます。
何も考えないことが苦手で
何か考えないと不安になっている気もします。
これは瞑想を深めていけばなくなるのでしょうか。
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ご質問ありがとうございます。
こちらは多くの方が悩まれていそうですね。
以前も同じような質問がありました。
以前の方も思考が止まらないことで
悩まれていて、頭の中が
かっぱえびせん思考だ、ということでした。
※かっぱえびせん思考とは
止めたいけれども止まらない、を意味して
悶々と湧き出るネガティブな感情や
止まらない思考を
ライフメディテーションでは
かっぱえびせん思考という。
利用例)
「こんな自分のネガティブ思考が
嫌いなんです。」
↓
「こんな自分のかっぱえびせん思考が
嫌いなんです。」
そんなかっぱえびせん思考を
ちょっと脳の観点からお話ししていきます。
脳はもちろん思考をつかさどるところですが
脳は色々な部分に分かれていて思考を
専門とする部分があります。
有名な右脳と左脳ですね。
●左脳:言語や計算力、論理的思考を司る脳
●右脳:イメージや記憶力、創造力や
ひらめきを司る脳
質問の中にある
「これはどういうことだろう、とか、
これで合っているのかな、とか
考えてしまいます。
そうでなくても、仕事のこととか
考えてしまいます。」
というのは左脳が働き過ぎているからです。
教育と関係しているのですが、
幼少のころから論理的思考による
教育を受けるため私たちは左脳が
働きやすくなっているんですね。
上にあげたメルマガ78では
扁桃体の話をしました。
扁桃体は感情と結びついている脳の
器官であり、不安や恐怖、喜びなどの
感情の起伏と反応します。
元は、
●不安や恐怖が起こる
→扁桃体が反応する
(危機に対応するために
交感神経が優位になる)
という体の防衛反応として
メカニズムされているのですが
それがいつの間にか繰り返されると
●不安や恐怖が沸き起こる
→扁桃体が反応する
→不安や恐怖が増幅する
というメカニズムに変わってしまいます。
特に現代のようにストレスや緊張に
常にさらされている状態が続いてしまうと
扁桃体が反応しやすくなってしまうのです。
ここで注目してほしいのは、
扁桃体が過活動状態になるのは、
その方の繰り返しによるトレーニングが
大きい、ということです。
脳も、筋トレと一緒でトレーニングによって
変化することができることが
研究でわかりつつあります。
マインドフルネスなんかはその例で
マインドフルネスを続けることで
扁桃体が沈静化されて
扁桃体が小さくなっていたことが
報告されています。
脳ってトレーニングで大きくなったり
小さくなったりするというのですから驚きです。
なので、私たちが思っている思考や
感情の癖は、それと結びついている
脳の一部分が強化されたり、
成長している可能性もあります。
脳が成長する、新しい観点ですね。
長くなったので続きは次回!
良い一日を(∩´∀`)∩