瞑想に向き不向きはあるのか？「ありのまま」の勘違いVol.42

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瞑想に向き不向きはあるのか？「ありのまま」の勘違いVol.42

瞑想に向き不向きはあるのか？「ありのまま」の勘違いVol.42

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ご質問をいただきました。

—–

アメリカの囚人に瞑想をさせると、
再犯率が低くなるという統計に対して、
逆に普段から落ち込みやすくて、
抱え過ぎる人に瞑想は不向きである。
という意見の方がいます。
私は大学院でCBT（認知行動療法）を
学んでいるのですが、
先生も同じようなことをおっしゃる方もいます。
ヨガのインストラクターに
鬱的な人が多い理由はそこにある。  （略）
食事瞑想をしていても、
どんな場面で自分はそうなるのか？
ということに気付く為には、
集中力が必要です。
気付きを繰り返すことで、
自分を俯瞰し、冷静な判断へと
導くツールのようなもので、
高すぎず低すぎず、
ゼロラインに心を軌道修正するもの。
（略　※二回目）
瞑想と言うものが不向きである、
すなわち、その方にとって
逆効果となる場合について、
伊津香さんのご意見をお聞かせいただきたいです。

‐‐‐‐‐‐‐

ありがとうございます。
とっっっても長い質問をいただき、
略を二回も入れてしまいました。笑
つまりは、瞑想に向き不向きが
あるかということですね。
（一行でまとめたー！）

まずこちら
＞ヨガのインストラクターに鬱的な人が多い理由はそこにある。

そうだったのですかーーー！！！笑
知りませんでした。笑

私の周りはハッピーパーソンだらけなので、
異種なのでしょうか。笑
しかし、私の肌感でも
ヨガのインストラクターさんは
真面目気質だったり、その気質のせいで
一回心が折れた方は多いようには感じます。
その経験から、
心身の健康に気づいて
それを人に伝えたくて
お仕事にされている方が多いように感じます。

しかし、そのヨガでもひとくくりには言えず、
人によって傾向はありますね。
ヨガでも
・動くことを目的にされる方
・自己との対話（瞑想や内観）を目的にされる方
に分かれるので、
どのヨガをされるかでも人種の違いがあるかなと感じます。

話をメインに戻して、瞑想の向き不向きに関してです。

これも先に述べたように、
傾向によって向き不向きではなく
どの瞑想の方があっている、
はあるのではないかなと思います。

瞑想自体は自己との対話ですし
どの方でも行われた方がいいかと思いますが、
やはりそれぞれ合っている合っていないというのは
ありそうなのでそれを自分で選定していく方が
良いかと思われます。

どの方にも私がおススメなのはやはりヨガ。
なぜならヨガは動く瞑想と言われているので、
現代の慢性的運動不足なライフスタイルには
合っていると思うからです。

瞑想に恩恵を求めるのは間違いですが、
かと言って先人たちのように
瞑想に生きることもできませんし、
それに一時間も二時間も
かける時間がないのが現代人なので、
動きながらも瞑想で自己を見つめられるヨガは
万人に適しているのではと思います。

瞑想が逆効果になるというよりも
瞑想の教えが逆効果になっていることは
まま見受けられます。
それは、「ありのまま」を勘違いしている人です。

瞑想でもヨガでも、
ありのままの自分を肯定します。

・このままの自分ではいけない
・こうあらねばならない
・こうすべきだ

そのような思考が自分を苦しめるからこそ、
自分は変わる必要がない、
そのままで完全だし、
そのままで素晴らしい。
自分というものを受け入れることで現在地を知り、
苦しめている思考から解放されます。

しかし、その後、「ありのまま」を
肯定しすぎる方がいるのです。

例えば、会社の同僚が、
親族が病気で早く帰らなければならないとします。
しかし重要な取引先との仕事があり、それも外せない…
困っている場合。