さて、前回はゴリラの話でした。
ゴリラは今絶滅の危機に瀕していて
一見強そうに見える彼らも
実は心が優しく自分を攻撃しないものには
一切手を出さない。
むしろ弱い動物たちを敵から保護し
生態系を守っている存在なのだと
そんなことは一言も書いていませんし
上のことはでたらめなので
信じないでください。
でもゴリラは多分優しい。と思う。
というわけで、
心理学の実験により
「人間の認知能力の不完全さ」を
ご覧いただけたかと思います。
その認知機能のゆがみが
物質的なものだけでなく、
意味や価値によっても起こります。
たとえば、タバコに関して。
健康に悪い!あり得ない!と
思う人がいる一方で、
自分を満たしてくれる幸せなもの、
と捉える方がいます。
または、その人の自由じゃないか、
きちんと税金を払って吸っているのだから、
問題ないじゃないか、
と思う人もいるわけです。
タバコ一つに、
人それぞれのこうあるべき、
はずという意味が含まれていますよね。
または出来事。
あるプロジェクトが
失敗してしまった時、
ある人はあの人のせいで失敗した、
自分が悪くないと
マイナスな価値を生み出し、
ある人はこれを学びに
次は失敗しないようにしよう
とプラスの価値を生み出します。
これが幾重にも折り重なって
あなたの世界の中は出来上がっているのです。
そしてそれは
恐ろしいことに他の人は気づかないんですね。
この個々人の持つ物事の見え方、
解釈の仕方のことを
私はメガネと呼ぶことにしました。
私たちは一人一人
このメガネが違うせいで、
全く同じ絵を見ても、
ある人は「たくさんある」なのに、
ある人は「まったくない」
絵をみていることになります。
不思議ですね。
これが私たちの世界を複雑にします。
また、それらのせいでたくさんの
ストレスが起こってしまうのです。
メガネの度で生み出される固定概念
・こうであるはずだ
・こうに違いない
・こうあるべき
さらには、その解釈に
付随して人の感情は沸き起こり、
怒りや悲しみ、喜びへと伝わるのです。
その事象自体に意味はありません。
そこに意味を加えているのはあなたです。
ライフメディテーション的な道のりは、
あなたの心の眼にかけられている
メガネの存在を知り、
「ある」というものの捉え方を
していく作業になります。
これが幸せ体質への一歩です。
今日はここまで!
また次回!