さてさて
前回の続き。
瞑想は、その「答え探し脳」を
変えていくことから始めます、
というお話をしました。
前回の記事はこちら
>https://life-meditation.com/e-zine303/
慣れ過ぎた「考える」というプロセスから脱し、
答えを探すことから離れます。
答えを探すことを訓練されてきた脳に
答えを探さないことをさせるのですから
そりゃ「???」になりますよね。
人によっては、
自分の常識を覆されたかのような
衝撃を受けるかもしれません。
では、答えを探さないで
瞑想は何をするのでしょうか。
多くの方がイメージする瞑想は
ただ座って目を閉じてジッとする、
みたいな感じだと思います。
ここで一つ問題です。
次の式の〇に当てはまる答えは?
目を閉じる+黙る=〇
おそらく多くの方が、
〇に当てはまるのは「?」ですよね。(笑)
そう、正解は「?」です。
だって、目を閉じて黙った時に
どうしたらいいかは最初誰も分かりません。
でも実は「無」ではないんですよね。
そっと目を閉じて黙ってそこに座った時に
ぷかぷか浮かんでくるものがあって。
それはグルグルした思考であったり
モヤモヤした感情であったり
どーでもいいことであったり。
それは表面の心の様であり
いわば心の雲のような感じ。
私たちはその心の雲を
自分だと思いがちですが
実際にはそうではなくて
もっと深いところに自分の存在があることに気づくんですね。
心の雲の奥の存在です。
その奥こそが、
私たちが「意識」と呼ぶものです。
その意識の存在を知り
深い自分と繋がることが
瞑想の目的
だと私は思っています。
そのためにはまずは思考を止めないといけないんです。
心の雲がモクモクした状態だと、
その奥の空を見ることはとできませんので。
だからまずは静かに座って
心の雲を鎮める。
雲を無理やり蹴散らしたり
あっち行け!と思っても
雲って無くならないんですね。
ただ雲を待つしかないんです。
静かに座って
それに抵抗せずに
ただその様を見届ける。
そうすることで
その奥と繋がることが
(いつか)できると思います。
瞑想とは、
自分の深い意識と繋がることです。
それではまた次回!