食欲に悩む方から質問をいただきました。
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先生の食事瞑想の本を読んで
最初に試したとき変化を感じ、
続けてみようと思っています。
ただ、食欲に囚われていることが
わかっているけれども、
それでもどうしようもない衝動が
起こることがあります。
食べたいという気持ちが
湧き出ていて
自分でもダメだと
思っているけれども
それを抑えることができません。
食べている最中も、
ダメだと思いながら食べています。
どうしたら良いでしょうか?
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ご質問ありがとうございます。
この感じ、とてもよくわかります。
食欲に囚われると聞くと
つい無心で
大量のものを食べて・・・
というイメージが思います。
もちろんそれが一番最たる
食欲に囚われている状態ですが
今回いただいた方はちょっと違う点でのご相談ですね。
「食べたいという気持ちが
湧き出ていて
自分でもダメだと
思っているけれども
それを抑えることができません。
食べている最中も、
ダメだと思いながら食べています。」
>この場合は、
食べた後にハッと気づくような
無心ではなくて
食べている最中も
意識はここにありますよね。
我を忘れるような
「無心」ではない。
どうやら、あなたの心は
ここにありそうです。
では、なぜ自分の心が
思っている通りに動けないのか。
私はこれは思考と感情の乖離ではないかなと感じます。
思考と感情はそれぞれのやり方で私たちに訴えます。
思考は理性的に訴え、
説得と理解のもと私たちを動かし、
感情は野生的に訴え、
衝動や不可抗力のもとに私たちを突き動かします。
この場合、両者が衝突したときに
どちらが強いかはお分かりですよね?
もし無心という囚われの場合は
また対処方法も違ってきますが、
今回はすでに意識はここにあって
思考が存在しています。
ただ、思考と感情が一致していない。
だからこそ、まずは思考と
感情を一致させる作業を
踏んでみるのはどうでしょうか。
具体的には思考が、
そっと感情に寄り添ってみる。
一旦、思考側が受動モードになって
自分の感情に耳を傾けてみる。
そうだよね、食べたいよね
寂しいよね、
辛いよね、
愛されたいよね、
自分を見て欲しいよね。
なんでも良いから
そこにある感情の声を
静かに聞いてみる。
思考「食べちゃダメ」
vs
感情「満たしたい」
を衝突させるのではなく、
まずは思考側は一旦
聞く体制に切り替えて
自分自身のそこにある感情に
耳を澄ませてみるのが
良いのではないかと思います。
そのためにも、
ぜひ食事瞑想を使ってくださいね^^