さて、体と心の習慣に
関してお話していきましょう。
ここで全ての健康問題における
一つの答えをお伝えしておきましょう。
それは、
すべての健康問題は
原因であり結果である
ということです。
例えば、運動不足、という
健康問題があったとしますね。
運動不足によって睡眠が
うまく取れていないとします。
これは運動不足が問題でありながら、
睡眠の質の低下という
「問題の原因」にもなっていますね。
では同じように考えて、
睡眠の質の低下がどんな事象に
影響を与えているでしょう。
例えば、睡眠不足になると、
日中イライラしてストレスを
感じやすくなりますよね。
つまり睡眠不足は
それ自体が「問題」であり、
同時に「ストレスの原因」にもなるのです。
このように考えていき、
どんどん矢印を増やしていくと、
このようなサイクルが見えてきます。
【運動不足サイクル】
・運動不足→(だから)睡眠の質が落ちる
・睡眠の質が落ちる→(だから)イライラしてストレスが増える
・ストレスが増える→(だから)甘いものを食べる
・甘いものを食べる→(だから)体重が増える
・体重が増える→(だから)運動をしなくなる
この表から見えるのは、
習慣とは、毎日単に繰り返されるものということではなく、
他の習慣に影響を与えて巡るものだということです。
それぞれの習慣の裏には、
この見えないサイクルがあるから、
あなたはその習慣を簡単にはやめられないのです。
このサイクルは人によって内容が全く異なります。
というのも、人それぞれの好みや思考によって
どのような事象が何に影響を与えるのかは違うためです。
そのため私たちは上のサイクルを
自分自身で作り上げる必要があります。
といってもそんなに難しいものではありません。
試しにここで一つ、自分のサイクルを作ってみましょう。
まずは〇を5個書き、その間に一周するように矢印を入れます。
そして①から自分が今気になっている習慣を入れてみましょう。
記入出来たら、①によって引き起こされる習慣や行動を②に書きます。
②によって引き起こされる習慣や行動を③に書きます。
③によって引き起こされる習慣や行動を④に書きます。
④によって引き起こされる習慣や行動を⑤に書きます。
もっと沢山の問題が出できそうでしたら、
〇の数を増やしても問題ありません。
こうしてみると、
自分が課題だと思っていたものは、
他の色々な習慣と関連して
引き起こされていることが分かります。
これができたら、
もう少し自分の習慣を洗い出してみましょう。
このサイクルから派生して
他のサイクルができないか考えてみるのです。
というのも、
一つの問題が二つの行動に
影響を与えていることもあるからです。
例えば先ほどの運動不足では、
以下のようなサイクルも考えられます。
【運動不足サイクル②】
・運動不足→(だから)姿勢が悪い
・姿勢が悪い→(だから)肩がこる
・肩がこる→(だから)仕事に集中できない
・仕事に集中できない→(だから)エナジードリンクを飲む
・エナジードリンクを飲む→(だから)食事を抜く
・食事を抜く→(だから)体がだるくなる
・体がだるくなる→(だから)運動をしない
このサイクル②をサイクル①と合わせると、
以下のようなマップになります。
こうすると運動不足という一つの悪習慣が、
二つの悪循環を作りだしていることが分かりますね。
このマップでは、
このように折り重なった習慣サイクルを
見える化することができ、
より冷静に自分の習慣を分析できます。
私たちは習慣というと、
つい自分が変えたいと思っているものに
フォーカスが行きがちです。
しかし、習慣とは他のものと連動して動いているため、
それらも含めて考えてあげることで、
より建設的で計画的に行動変容を起こしやすくなります。
では、改めてこのマップの作り方をご紹介しましょう。
【マップの作り方】
1、①から自分が今気になっている習慣を入れてみましょう。
2、それによって引き起こされる習慣や行動を②に書きます。
3、②によって引き起こされる習慣や行動を③に書きます。
4、③によって引き起こされる習慣や行動を④に書きます。
5、④によって引き起こされる習慣や行動を⑤に書きます。
6、ここで一つのサイクルが出来上がりますので、
終わったら問題がなさそうか自分で確認してみます。
俯瞰すると「意外とこれ違うな」というものも
出てきますのでその場合は変えてOK。
7、また、もし違うサイクルが起こりそうなら、
二つ目の○○サイクルを作っていきます。(⑥~⑪)
8、これを繰り返しましょう。
正誤を考えて頭を巡らせると
矢印が止まってしまいますので、
できるだけ思いつくままに書いていきましょう。
また、矢印に関しては、
必ずしも因果関係が明確でなくても大丈夫です。
どんなことが原因で他の行為に
影響を与えるかは人それぞれ。
イライラするから甘いものを食べたくなる人もいれば、
寂しくなった時に甘いものを食べたくなる人もいます。
仕事のし過ぎで肩がこる人がいれば、
人と会うことで肩がこる人もいます。
その二つの因果関係はあなたしか理解できませんし、
他人に理解してもらう必要もありません。
また、あなた自身も理由が明確でなくても良いのです。
ただ、これが原因で私こんなことしているな、
と、自分のことを自分が理解していることが大事なのです。
次回はこの負のサイクルを
どう対処するかのお話をしていきます。
今日はここまで!
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また次回!
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まつヲの「日々是迷走」(編集後記)
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本日のメルマガ、
いかがでしたでしょうか。
「すべての健康問題は原因であり結果である」
先日急に下りてきた真理です。
健康問題に関して模索する中で、
ふといきついたのではないかと思われます。
(思われますってお前の頭や)
なぜ急に下りてきたのかはよくわかりませんが
ただ下りてきた瞬間は
そうであることが自分の中で揺るぎなくて
感動して寝れませんでした。
嘘です、ガンガン寝ました。