前回から引き続き血糖値のお話し。
~インスリンよ、限度ってものがあるだろう~
さて、血糖値の原理は
お分かりいただけたかと思います。
今日は血糖値を語るのに外せない
GI値のお話し。
━─━─━─━─━─
GI値とは?
Gricemic Indexの略。
食材に含まれる糖分が体内に吸収されるスピード
━─━─━─━─━─
数字が高ければ高いほど
血糖値がピュッと上がります。
例えば、
白米のGI値は84
玄米のGI値は54
これは
白米が84ピュ
玄米が53ピュ
ということです。
(説明する気なしか)
数字が低ければ低いほど吸収されにくい、
ということですので
白米より玄米の方が吸収されにくく、
血糖値をあげません。
するとインスリンよ、限度ってものが…
がなくなります。
100を基準としているのですが
100はブドウ糖の吸収される速さです。
糖質を含むすべての食材に含まれています。
私たちが良く糖質としてあげる炭水化物は
糖質+食物繊維
を化合したものです。
他の食材もそうですが一つの栄養素だけで
自然界に存在していることはなくて
いくつもの栄養素が組み合わさって
食べ物ができています。
なので炭水化物にも糖質以外のものが
含まれていますし糖質がなさそうな食材、
例えばわかめとかキノコにも
糖質は含まれています。
そのため主食だけではなく
野菜にもGI値はついています。
血糖値が上がりやすい食材を高GI食品、
血糖値が上がりにくい食材を低GI食品、と
言います。
現代の食事は血糖値を上げやすいので
できるだけ低GI食品を選ぶことで
ダイエット向きの食事になります。
おそらく食事瞑想に興味があるくらい
食事の感度が高い方の場合、
GI値のことは知っている方も多いと思います。
しかし、このGI値でも完全に食品を
語ることができません。
例えば、スイカですがフルーツの中では
このGI値が高いのです。
オレンジ 31ピュッ
いちご 29ピュッ
りんご 39ピュッ
スイカ 60ピュッ
なので、フルーツをダイエットに向きで
分けた際にはスイカは向いていない、に
分類されるのです。
そういうわけで、ダイエット中の方は
オススメしません。
と思いました?
しかし、疑問に思いませんか?
スイカは周知の通り、ほとんどが水分です。
なのに、ダイエット向きでないなんて
何かしっくりきません。何かある。
そこで調べました。見つけました。
GI値の他にGL値というものがあるということを。
━─━─━─━─━─
GL値とは?
グリセミック・ロード(糖負荷指数)の略。
その食べ物が実際にどれくらいの糖分が
含まれているか、を示した数値。
━─━─━─━─━─
上を見るとわかる通り、
GI値にはある欠点があります。
それは「量」を無視していることです。
いくら玄米がダイエットよりでも
白米を「100g」食べるのと
玄米を「150g」食べるのでは
糖分の摂取量は玄米の方が多くなります。
どっちがインスリン(脂肪を作るホルモン)
分泌が多くなるかは
GI値だけではわからないのですね。
そこで登場するのがGL値。
これは、その食材にどれくらいの
炭水化物の量が含まれているか、
という指標です。
ここでもうお分かりかと思います。
スイカは、確かに含まれる糖分は
吸収が早いです。
しかし、ほとんどが水分のため、
インスリン分泌までの糖分量に
値しない可能性がある。
ということです。
考えたらいたって当たり前なこの観念。
次回はGL値に関して掘り下げます。
それではここまで!
今日も良い1日を(∩´∀`)∩