前回は事実と思考の
切り分けを書きました。
今日はそれに派生する
食事瞑想のお話です。
食事瞑想でも
この事実と思考の切り分けを
行ってみてください。
食べ物を持った時、
口に入れた時
飲み込んだ時
その瞬間瞬間の
「事実」があると思うんです。
これは「実況中継」とも表現されます。
お箸を持つまでの腕の動き
お箸に触れる手の皮膚の感覚
口に入れたときの食感
鼻にかける匂い
そこから思考する必要はなく
(といっても、勝手にしてしまうのですが)
ただそう感じている自分を
ありのままに観て
食べるの実況中継をしてみてください。
ちなみに、「美味しい」は
判断ですのご注意下さいね!
先日お坊さんから聞いたお話ですが
知識を持っている方ほど
瞑想は難しいのだそうです。
例えば、とても勉強されている
仏教のプロ中のプロが瞑想を始めると、
瞑想のプロではない人よりも
何倍もきついのだそうです。
理由は、知識が思考を生み出したり
余計な考え方を生み出すからだそうです。
食欲に悩んでいる方は
ダイエットの情報に
非常に詳しい方が多いのも
うなずけますね。
情報があるから思考が生まれる。
情報は思考を生む「種」
みたいなものだそうです。
ですので、
ダイエットや食の情報がある方が
ありのままに食べれなくて当然です。
「これを食べたら太る」
「これは脂質だから・・・」
「先にこれを食べなきゃ・・・」
と出てくるのは自然なことです。
なので、その思考を変えようとか
考えちゃだめだとか思う必要はなくて
ただそれは実体のない思考であって、
起こってもない未来であって、
「事実」ではないことを理解して
そこにある事実だけを見てあげる練習をする。
それが、
情報という思考の種から花を
咲かせないようにする
大事なポイントだと思います。
それではまた次回!
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まつヲの「日々是迷走」(編集後記)
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先日の問題、
予想より多くの
回答をいただきまして(笑)
メールくださった方、
ありがとうございました!!
多分、分かる方からしたら
何に悩んでいるんだよ!
ってなると思うんですが。汗
私がモヤモヤしていたのは、
27(3人の支払ったお金)+2(女中がくすねたお金)を足すと30円(最初のお金の総和)になる
と思い違いをさせられてしまっているところで、
なぜ自分はそう思ってしまったのかが解けなくて!!
色々な解説をいただき
今はしっくり来ています!
いただいた解説の中で2個紹介!
(いただいた解説はどれも大納得しました!
全部紹介したいんですが
長さの関係で2個に絞らせていただきます!)
解説①
客が支払ったお金(output、マイナス)と
くすねたお金(input、プラス)では、
プラスマイナスの符号が違うので、
単純に27+2の和にはならない。
→確かに!!
27円は支払ったお金だから-27であり、
2円は手に入れたお金なので+2円ですよね。
だから(-27)+(+2)=-25
ですね!
この符号を無視して
計算式を作らせてしまうところがミソですね。
解説②
お店側から見た場合
宿代25円
返金3円
女中2円
合計30円
お客側から見た場合
宿代27円
返金分3円
合計30円
ですね。
→確かに×2!!
このお店側から見た場合と
お客側から見た場合を
ごっちゃにするから
数字が合わなくなるんですね。
(解説①と結局言っていることは一緒です )
いや、振り返ると
なんでこんな問題が
あの時解けなかったのか
ってなるんですが
あの時は本当に解けなかったのです。。。
ちなみに、これが載っている
本の質問がありましたが
「第一阿房列車」
という小説だそうです。
母がこれを読んでいて、
その中でこの問題が
出てきたそうなんですが
答えがないまま話が進んでしまい
「いや話よりも答えーーー!」
となったそうです。笑