おはようございます。
質問を頂きました。
寝る前に瞑想をしようとしていますが
疲れてしまってなかなかできません。
しかし、疲れているはずなのに
頭には仕事のことが出てきてしまいます。
考え事が出てくるということは、
脳は疲れていないということでしょうか。
面白い質問をありがとうございます!
考え事が出てくる=脳が疲れていない
ということを考えたことは
ありませんでした。
そもそも「脳疲労」が何なのかを
定義はされていないので
どんな状態が「脳が疲労している」と
明確にお伝えすることは難しいです。
ただ、厚生労働省は疲労を
このように定義しています。
「心身への過負荷により
活動能力が低下すること」
※体が発する「休め」というサインでもある
です。
そのため、上記に当てはめて
脳疲労を定義すると
「脳への過負荷により
活動能力が低下すること」です。
「脳パフォーマンスが低下する」
ということですね。
「脳パフォーマンスが低下する」
とはどういうことでしょうか。
分かりにくいので逆を
考えてみましょう。
「脳パフォーマンスが高い」とは
どういうことでしょうか。
・サクサクと情報(メール)処理ができる
・小さなことでイライラしない
・冷静に物事を判断できる
・想像力やアイデアが出てくる
・集中力が続く
などでしょうか。
これを真逆にしてみます。
「脳パフォーマンスが低い状態」
・サクサクと情報(メール)処理ができない
・小さなことでイライラする
・冷静に物事を判断できない
・想像力やアイデアが出てこない
・集中力が続かない
ですね。
確かにこれらは脳パフォーマンスが
低下した時に見受けられそうです。
ここに、ご質問者様から頂いた
「考え事を辞めようと思っても
考え事をしてしまう」という項目が
「脳パフォーマンスが高い(もしくは低い)」に並ぶのかどうかですね。
以前にもメルマガでご紹介しましたが
考え事というのは「引き出し」です。
常に考えていること、
もっと丁寧に言うと
「意識していること、
気にしていること」は
考えやすくなります。
そうですよね、
常に意識しているのですから。
逆に、無意識のものを考えることって
何かきっかけがあったり
意識づけが必要だったりします。
仕事というのは、私たちが週5回8時間、
常に意識することを
強いられている事項です。
意識するだけではなく
深く考察することも求められます。
つまりそれだけ意識することを
トレーニングされているんです。
考え事を引き出しという
表現をしましたが
今のあなたの仕事の引き出しは
レールに全く摩擦の無い引き出しです。
たまにありませんか?
少し力を入れただけで
勢いよく開いてしまう引き出し。
最初はそれを考えることも
意識することも難しかったのに、
毎日毎日、一日何度も開けることで
その摩擦が無くなり、
「暇になる(他の引き出しが開かない)」
という刺激であくように
なってしまったのですね。
これが、あなたが考え事が
止まらない原因です。
引き出しが開くこと自体が
脳疲労かどうかは明言できませんが、
引き出しが開くことは
脳疲労の原因にはなります。
というより心身の疲労の
原因になります。
なぜなら仕事の引き出しはあなたを
「緊張」させるからです。
緊張は疲れの原因です。
そのため、この引き出しが
開きにくくなるような働きかけをしないと、
疲れが抜けにくくなると思います。
どうしたらいいのか?
続きは次回!
それでは今日はここまで!
皆様にとって、
素晴らしい一日でありますように。