本日は講座に関して質問があったので
改めて食事瞑想の講座に関して
説明していきます。
前回は食事瞑想実践講座のお話でした。
さて、今日はインストラクター講座の
お話、と思ったのですが
その前に、食事瞑想ではないのですが
あるインストラクターの方から相談を受けました。
その方はヨガのインストラクターさんなので
ちょっと食事瞑想とは違うかもしれませんが
でも共通することもたくさんあるので
今日は先にその質問にお答えしていきます。
【質問内容】
毎日同じクラスをしていて、
成長があるのか不安になる。
そこで新しい資格の取得を考えている。
ただ、それは今のスタジオの
コンセプトとは違っているので
生かされないのではないか。
意味がないんじゃないか。
資格を取るべきなのか。
という質問です。
まず、資格に関して補足しておくと、
ヨガ関連の資格は沢山あります。
特に体と心という分野が両者
またがっている業界なので
その数は数えきれないほど沢山あります。
なので、資格自体は
いい悪いはないですが
誰が教えているのか、
(その教えに共感できるか)
は非常に重要なので
その方の教えを事前に把握してから
資格取得を決めなければなりません。
特に非常にグレイゾーンで
資格を発行しているところもありますので、
(200時間のトレーニング、
と言いながら、
寝る時間も200時間に
カウントしていたり。)
それは事前の調査が必須です。
まぁ資格に関することは
おいておいて、
インストラクターとしての
進むべき道のお話。
私はクラスというのは、
単に体を動かすだけではなく
自分の智慧を教える場でも
あると思っています。
重要なのは理論や知識ではなく
自分の智慧であるということ。
以前に「ヨガとは何なのか」
というメルマガを書きました。
現代で言われるヨガとは
自分の中の健康の哲学であるということ。
だから、健康という同じものを語るのでも
リラックスすることで
健康になった人もいれば
しっかりと動くことで
健康になった人もいるので
同じヨガという言葉を使っても
その健康になるメソッドやメッセージが
先生によって異なるということでした。
その健康哲学は智慧とも言い換えられます。
人間でこういうものだよ、
こうしたら健康になるよ、
っていうことですね。
この先生の智慧をききたい、
この先生に健康哲学について行けば
健康でいられると思う。
そんな風に思っていただくことが
私たちインストラクターに
求められるのではないかなと思います。
では、智慧を伝えるとは、
どういうことなのでしょう。
まず、智慧を伝える人って
どんな人が想像できますか?
わかりやすいのは
おばあちゃんですよね。笑
あんな感じの説得力が出るといいですね。
その人の教えが、
疑いなくすッと入る感じ。笑
ただ私たちがいきなりそんな
深い人生経験を作ることはできませんし
おばあちゃんになることはできませんので
そうではない智慧の作り方を
していかなければなりません。
ここで方程式を。
私は智慧を
智慧=経験×知識×考察
という式で考えています。
一個ずつ説明していきましょう。
【経験】
これはいわゆる場数です。
どれだけその壇上に上がったか。
それは「経験の種類」というよりも
単純に「クラス数」と思っていいです。
何回のクラスを行ったか。
果たしてあなたは何回クラスを繰り返したでしょうか。
女性関係でも、
毎回全然違う女性だろうと
場数をこなすことで
あらゆる女性に対応方法が
分かったりするじゃないですか。
あんな感じです。
(いや例え悪すぎやろ)
やっぱりある程度場数をこなして
一定の法則や型を学ぶのは重要です。
次に知識。
これはあなたの「視点の数」を
作るのに重要です。
ご質問者さんは、
興味のある資格が
今の仕事と一見
関係ないように見えるので
役にたたないのか、
という心配をしていましたが、
そんなことはありません。
お客様の悩みを解決して差し上げるのが
私たちインストラクターの
役割かと思いますが、
その時にお客様の心身を
スキャンすると思ったら
いいかもしれません。
お客様は自分の心身の悩みや痛みに
フォーカスが当たって相談に来ます。
そうですよね、
悩みがあってくるのですから。
でも実際にその原因は、
全く関係のないところから
きていることがあるんです。
自覚症状と原因は別です。
それを紐解いていくのが
知識の役割です。
関係ないですが、
自分の背中って一生で一回も
見れないの知っていますか?
なんか背中かゆいなと思ったら
ちょっと化膿していた、みたいな。
周りから見たら
もっと早く気付こうよ!となりますが
自分自身の背中って見えないので
化膿していることに
気づきにくいんです。
その場合、どこが化膿しているのか
他人に見てもらうことが
一番早いですね。
背中は分かりやすいですが
それが心身の場合、
他人でも目には見えません。
そのお客様の痛みを
スキャンするときに、
いろんな角度から見る力を
与えてくれるのが知識です。
もちろん、
その一つの技術や知識で
達観されてその分野だけを以て
お客様の悩みを解消される
先生はたくさんいらっしゃいますので
それも可能だと思います。
ただ、いろんな知識や理論の視点を持ったうえで
お客様を見れるようになることは
私はとても意味のあるものだと思います。
もしかしたらお客様によっては
受け付けない領域になるので
その分野での言葉を使えないことが
あるかもしれません。
(とくに精神分野は。)
それでも、
表面上はその言葉を使わなかったとしても
お客様が分からない分野の視点を持ちながら
悩みを聞いて差し上げるのと、
全くその視点がなくて
悩みを聞いて差し上げるのでは
寄り添い方は全く違うと思います。
お客様にかける言葉も
必ず変わってくると思います。
おおきくかわらなくても
言葉の端々が。
だから、知識は持っておいて
生かされないことはないと思います。
最後は考察。
このスキルは、
持っている人と持っていない人で
両極端だと感じています。
というのも、
考察、つまり深く考える(熟考する)というのは
ある程度余裕がある場でこそ
できることだからです。
一回目の時って初めてすぎて
何かイレギュラーで
何が普通なのかわかりません。
でも繰り返すことで
これはこの法則があるんだな、とか、
これはイレギュラーなことなんだな、とか
これってここではおかしいんじゃないかな、
という考えが起こってきます。
例えるなら、世界一周でしょうか。
世界一周はいろんな国の
経験を経験できますが
世界一周の経験者から
ある特定の国の深い話が聞けるかというと
必ずしもそうではないんじゃないかな、
と思います。
もちろん世界一周という
経験をきくことはできますが
ある一つの国や事象に対する考察は
その国で時間をかけていないので
難しいはず。
人、というものを見るときにも同じで、
経験だけでもなく
知識だけでもなく
経験と知識の上に
深い考察がのせられると
インストラクターとして
圧倒的に強いと感じています。
というか、
それがインストラクターとしての
「深み」
のような気がしています。
人気の先生を見ていると
経験とか知識はもちろんですが
その先生也の「深み」が素晴らしいなと、
自分も精進しないとな、
と思う今日この頃です。
だから、インストラクターって
職業は面白いと思います(^^)
それでは今日はここまで!
また来週!
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まつヲの「日々是迷走」(編集後記)
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人生で生まれて初めて
自分の家に飾るために花を買いました。
花をもらうことは好きで
プレゼントでも花をチョイスすることは
よくあるのですが、
自分の家のために
花を買うということをしたことがなくて。
理由は特になく、
なんとなく、です。
それでも、
飾られた花を見ると
心が和らぐのを感じました(*´ω`*)