さて、前回は至適健康に関してお話ししました。
その際に私は以下のように書きました。
「若さや体を筋肉だけで
とらえてしまいやすいですが、
決してそのようなことはありません。」
ここについて、健康の指標が筋肉だけではないことに
ハッとさせられたとのお声をいただきました。
意外にここがわかっていない方って多いなぁと感じます。
健康においては、筋肉の前に血流改善が先です。
というわけで、今回は「健康の段階」に関して
お話ししてみたいと思います。
食事瞑想の本にも書きましたが、
私はダイエットを四段階に分けています。
食事マイナス
運動マイナス
食事プラス
運動プラス
どのダイエット法も間違いではないけれども、
しかるべき段階があってそれを一個ずつクリアしていく必要がある、
そうしないとリバウンドする、とお伝えしています。
このリバウンドは、
体重のリバウンドというより、
行為のリバウンドです。
行為がリバウンドするから、
体重もリバウンドするわけです。
情報自体に正しい正しくないはありません。
ただあまりにも無作為に
情報が発される世の中では
自分に合わない情報を
自分に当てはめてしまい
苦しんでいる方が多いと感じています。
食欲鎮静術なんかはまさにそうです。
食の健康の情報は、
知識が不足している方にとって
必要なものです。
知識が不足しているとは、
・野菜を十分に摂っていない
・健康を意識したことが無い
・ダイエットが初めて
などです。
しかし、すでに十分に食の知識を
持ってる方や健康意識が
極端に高い方の場合、
その情報がむしろ
「食べちゃダメ」を強くしてしまい、
それが余計に心に圧を
かけてしまうことがあります。
その結果、その情報に振り回されて
食欲が暴走し、食べてしまうということが起こります。
その場合、その方に必要なのは
食の情報ではなく、
自己コントロール術なのです。
こんな風に私は情報の
グルーピングを行い
情報のミスマッチを
できるだけなくしていきます。
(そういう意味で、必要な方にはしっかりと食事指導もします。
ちなみに食事指導の監視と相性がいいのは健康意識の低い方、
もしくは自分に甘い方です。笑)
話を戻しまして、健康の段階のはなし。
健康を考えるときも段階があります。
健康を特に意識していない場合、
まずは筋肉ではなく血流改善から
することをお勧めします。
なぜなら、そもそも血流が滞るくらい
健康意識が高くない方に
筋肉をつけるというのは
レベルが高すぎるからです。
血液は酸素や栄養素を末端まで
運んでくれると同時に、
いらないものを回収したり
ウイルスと戦ったり、私たちが今日も
生きるために刻々と動いてくれています。
この末端まで血液を流すことこそ、
健康の第一段階です。
血流を促すのはそこまで
難しいことではなく、
体を温めたり、少しの運動でも
巡られていきますが
パソコン仕事ばかり、体が冷えていて
低体温だと滞りが発生します。
このと滞りが発生している状態で、
レベルの高い「筋肉をつける」ということに挑戦をしても
行動のリバウンドが起こりやすくなります。
とはいえ、大は小を兼ねるという言葉は運動にも
当てはまってきつい運動をすれば筋肉も尽くし血流もよくなります。
しかしその分辛さが伴うので
行動はリバウンドやすくなります。
(筋トレにはハマる場合もあるのでそれは例外です。)
運動を始めて取り組む場合は、
まず運動を血流改善という視点から
行ってみて下さい。
筋肉をつける運動はちょっと大変なので
それは3週間の血流改善の運動が
続いた後でよいと思います(^^♪
それでは今日はここまで。
良い一日を(∩´∀`)∩