めっきり寒くなった今日この頃、
寒さに負けずに今日の本題に入っていきましょう!
前回は「幸せな腹八分とは?」というお話でした。
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Enough is as good as a feast.
足るを知る
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どんなに満たされた環境にいても美味しい食事があっても
本人の中に満たされる力がないと
そこに幸福感は宿らないとお伝えしました。
その方に出来上がったフィルター
(偏見や価値観、物事や事象への意味づけ)が間違った状態だと
たとえ自分が素晴らしい環境にいても心が満たされない状態になり
ただ心の怖いところは自分でも知らないうちにその感情や
欲望が暴れまわることです。
本人はそんなに思っていないのに「もっと」が増えていくんです。
お金と一緒です。
満たされていることが感じられないと、歯止めがきかなくなります
増大する欲が止まらなくなるんです。
お金が十分だと思っている人は豊かで
お金が足りないと思っているお金持ちは苦しみます。
だからヨガや座禅では
そんな乱れやすい自分の心に「くびき」を付けて
自分で自分の「手綱」を引きていきましょう、
と説きます。
・・・心って難しいですね(笑)
そんな自分の中に出来上がったフィルターを取り除くことは
とても難しくもあり、簡単でもあります。
満たされる感覚は、全て自分の中で始まり、
自分の中で終結するからです。
自分の外に答えはありません。
例えば、あなたが「食べる」との戦いが終わらないのは、
本当に食べ物に問題があるのかは考えてみましょう。
・流行りのスーパーフード
・ダイエット食品
・インスタ映えするお菓子
もちろんそれらは本当に美味しいものたちに間違いないのですが
それらが本当にあなたを満たしてくれる存在となるためには
あなた自身が味わい方を知らないといけないんです。
これは、難しいように見えて実は意外に簡単です。
ポイントをご紹介します。
満たされる感覚を育むためには体から入って下さい。
身体感覚から入ります。
ちょっと話がそれますが、
幸福感をつかさどるホルモンがあるって知っていましたか?
「オキシトシン」
と言われるホルモンです。
家族やパートナー、友人、ペットなどに
愛情や友情を感じたときに分泌され、
幸せや癒しに満ちた感覚をもたらしてくれます。
こちらは自律神経の副交感神経を優位にするときにも分泌されます
ちょっと観点はずれますが、
しかし結局私たちは体がないと知覚はできません。
満たされた感覚も心ではなく、体で感じないと難しくなっています
だから、体から入るのです。
一度、静かな場所で合掌をしてみて下さい。
あなたは、その手の平の温かさを感じ取ることができていますか?