Vol.22から引き続きストレスシリーズです。
昨日はストレスは心→体の順で溜まるとお話しました。
詳しくはこちら
だから体の不調を感じた時にはすでに心は悲鳴を上げているわけで
一刻も早くストレスを取り除いてあげなければいけません。
では、そのストレスの取り除き方に入りましょう。
ストレスを取り除くといっても正しいやり方があります。
ストレスは体レベルで表現しないと出ていかないのです。
体レベルとはどういうことかというと
「体を使って表現する・感覚器官に頼る」ということです。
具体的には
・アロマを嗅ぐ
・暖かいお風呂に入る
・愚痴をいう
・叫ぶ
など、目に見える何かの行動を伴わないといけないということです。
例えば「叫ぶ」というストレス発散の方法を
持っている方がいらっしゃるとします。
この方の場合、心の中で「ちくしょー!!」といくら叫んでも
それはストレス発散にはならないのです。
カラオケボックスで大声で歌ったり
叫んだりして初めてスッキリ、ストレスが抜けていくのです。
例えをもう一つ。
失恋したとき、あなたは膨大な悲しみとストレスを受けると思います。
それを表に出さずに自分の内側に溜めておくからストレスが溜まるのです。
もししっかり大泣きして友達に話しを聞いてもらったら
ストレスは出て行ってくれるのです。
もちろん悲しいことには変わりはありません。
「泣く」ことで状況が変わるわけではありませんから。
失恋した事実は変わりません。
しかし、しっかり泣いて吐き出せば
その物事を受け止められたり、前向きに考えられたりするのです。
これが「体レベル」で表現するということです。
これができないから内側で見えないうちにストレスが溜まるのです。
忙しい日常でそんな毎日体を使って自分の
好きなストレス解消なんてできない、という方も多いと思います。
今回ヨガを受けてくれた方の中には
大人になって泣くことが下手になった、という方もいらっしゃいました。
我慢することを覚えすぎているんですね。
では、私たちができることは何なのか。
一人一人、ライフスタイルもストレス発散方法も違う中で、
全員のストレスを和らげる方法は何なのか。
だからこそ「呼吸」に意識を向けてあげて欲しいのです。
なんで呼吸なのか?
呼吸というのは心と非常に深いつながりがあります。
というよりも呼吸は心と連動する、という感じです。
怒ったときは「鼻息が荒く」
緊迫した空気の中では「息がつまり」
気配を消すときには「息を殺し」
他人とタイミングがあったときには「息があい」ます。
呼吸というのは自分の精神的な揺らぎを反映しているものです。
私たちはゆったりとした呼吸の状態で「怒る」ことはできません。
だから、心を整えたかったらその連動性の高い呼吸を整える
そうすることで呼吸に引っ張られて心も穏やかになる
というわけです。
これがヨガで呼吸を整えましょうと言われる所以です。
というわけで相も変わらずに呼吸に意識を向けたレッスンをしたわけです。
翌日、こんな嬉しい報告が!
「昨晩、久しぶりに一度も起きずに寝ることができました」
起きずに寝られたとのこと!
嬉しいですねー(^^*)
一人の人が一生つきっきりでストレス発散をしてあげられるわけではないから
一回の授業では単に一回のリラックスのレッスンではなく
ストレス発散の必要性、やり方、そして実感を伴った効果
を全力で伝えてみました*
それではライフメディテーション通信をお読みいただいている皆様も
ストレスをしっかり抜いた良い一日を(*´ω`)