おはようございます。
質問を頂きました。
ヨガとストレッチはどう違うのですか?
よくいただく質問ですね。
今回はこの質問にまつヲなりに回答してみます。
ヨガとストレッチが
なぜわかりにくいか。
それはヨガというものを
私たちが体で理解しようと
しているためです。
分かりやすくするために
身体を使っているのに
それが余計にストレッチとの違いを
わかりにくくさせています。
どういうことか説明していきましょう。
まずストレッチ。
こちらはとてもシンプルです。
ストレッチ(Stretch)を
日本語でそのまま訳すと
「伸ばす」ということですね。
つまり身体的な動きのことを指します。
筋肉の伸縮運動が起こっていれば
それはストレッチに分類されます。
体の仕組み、筋肉の仕組みは
非常に複雑なので
ストレッチを学ぶこと、
極めることは難しいです。
しかし、理論はシンプルです。
伸ばす、こと。
一方のヨガですが、
そもそも軸が違います。
ヨガは「上手な行為の仕方」とも
いわれるのですが
「その行為に対する意識の
使い方」を学びます。
体を使わない事例が
わかりやすいと思うので
違う例で話してみましょう。
「人前で話す」という行為があったとします。
皆さんはうまくできますか?
人前で話す際に気を付けることは
どんなことでしょう。
例えば
・いろんな人の目を見て話す
・声を後ろの人まで届くように話す
・身振りや手ぶりを付けて話す
・笑顔で話す
など様々なポイントがありますね。
同じ内容を話すにしても、
声がどもっていたり、
うつむき加減だったりすると
「人前で話す」という行為を
上手には行えないわけです。
ここで、上手に人前で話すために必要なのが
「意識」を利用すること。
目線の配り方や立ち方、声の出し方や表情。
これらは普段私たちの無意識化に有りますから
意識上に浮かび上がらせ
行為として上手に行うことが求められます。
話し方、聞き方、立ち方、
などのトレーニングは
この手のトレーニングですね。
さて、話を戻して、
ヨガはその意識の使い方を
「体を使って」学んでいきます。
体の仕組みを理解したとして
ただそれだけではポーズは上手にはとれません。
実際にとってみて
「肩をうまく上がらない。
そうか脇をこうしたらいいのか」
「背骨を伸ばしたいのに腰が痛い。
そうか、足の踏みしめを強くしたら
腰が痛くないのか」
など、皆さんも経験があると思いますが
意識を向けるところと実際に
動かしたいところは別だったりするので、
それを体を使って学んでいきます。
そして、それを行っていると
意識の使い方が上手になってくるので
日常生活にも良い影響が出てきます。
ただ、最初に述べたように
ヨガはそれを「体を使って
学んで」いきますから
ストレッチと重なるところが多く
多くの方が混合してしまう理由です。
極端に言うと
どこかしら伸びていれば
それはストレッチではありますが、
その際に意識が内側(体)に
向いていない場合は
(考え事をしていて意識が
別のところにいるなど)
それはヨガではありません。
逆に、日常生活での上手な行為
(意識を正しく使えている)ができていれば
それはヨガではありますが
ストレッチではありません。
以上、まつヲなりの
ヨガとストレッチの違いでした!
もし上記のヨガの意識に関して
知りたい場合は
こちらの書籍もおススメです。
ヨガの肉体的なものではなく
意識的な部分がわかりやすくかかれています。
「できる人はヨガしてる」
https://www.amazon.co.jp/dp/4295400491
(石垣英俊、及川彩 著)
(発行 クロスメディアパブリッシング)