今日は「満たされる力」のお話です。
満たされる力を育むのがライフメディテーションの理念。
どんな環境でもどんな事柄でも
向き合い方や物の捉え方が間違ってしまうと
不足感や罪悪感、劣等感、など不満足な状態に陥ります。
その満たされる力で最も大事なのが感謝する心。
これはとても大事です。
「オキシトシン」
という脳内物質(ホルモン)、ご存知ですか。
私たちに幸福感や多幸感をもたらしてくれるホルモンです。
同時にストレスの緩和もしてくれる性質を持ちます。
研究によっては、
30秒のハグをするだけでオキシトシンが分泌され
一日のストレスのうちの3分の1が取り除かれる
というのですからその威力たるや絶大なものです。
もう一つオキシトシンを分泌させるのに効果的なのが感謝です。
感謝したときの癒されるような優しくなれるような幸せなあの感覚、
誰しも経験があるのではないでしょうか。
しかし、この感謝にも意識を向けるべき
大事なポイントがあるということをご存知ですか?
そもそも、感謝というのは単にありがとうと思うことではありません。
ありがとうってどういう字を書くか、ご存知でしょうか。
有難う
です。
有難い
有ることが難しい
つまり、そこに有ることは
当たり前ではないという思いが必要なのです。
そのときになにに意識を向ける必要があるかというと、
「当たり前のこと」なんです。
特別なことに意識を向けてもダメです。
例えば憧れの芸能人に会って、感謝することは簡単なのです。
それは特別だから、有難いことだとすぐ思えます。
それで感謝の気持ちがあると思っているようなら、
まだ感謝人レベル0.2です。(0.2ってなに)
感謝の気持ちを育むときにまず
目を向けなければいけない人は、
特別な存在の人ではなく自分の奥さん
(もしくは旦那さん、ご両親、仕事仲間)なのです。
いつもそこに在る、当たり前の存在にその価値を見出せなくなったら、
人は「ない」思考に変わります。
繰り返します。
満たされる力を育むためには、
当たり前にあるものに意識を向けてみてください。
友人
仕事
家族
食事も家もそうです。
当たり前の最小単位は、今日がある、
つまり、命があるということです。
命が尽きたとは、なにによって感じますか。
呼吸
ですね。
今この瞬間、その一呼吸があることは決して当たり前ではありません。
今のその呼吸を、人生最後の呼吸であるかのように味わってみてください。
胸のあたりがじんわりしてくるのがわかるはずです。
2018年の終わりまであと5日。
2019年も「満たされる力」で溢れるように
いつもそばにいてくれる当たり前の人に
「ありがとう」と伝えてみましょう。
その感謝の気持ちが、なによりもあなたを満たしてくれると
私は思います。