早速今日の本題に入っていきましょう。
今日は前回の続きです。
「普通の食事では
コントロールできるのですが
会食やイベントなどの非日常で
つい食べすぎてしまいます。」
前回のメルマガはこちら
ナチュラルキラ―細胞のお話しをしました。
食事を考えるときにはその食事の時間に
伴う感情も忘れてはなりません。
その食事を楽しんで取るのか、
それとも1人で悶々ととるのかで
カロリーや栄養では計算できない
体の中の変化が起こります。
例えば、私たちは感情によって
分泌されるホルモンも変わります。
ホルモンとは、体から分泌される、
バイオリズムを整える役割を果たす物質です。
筋肉を作るホルモンは「テストステロン」、
食欲を抑制するのは「レプチン」、
食欲を増進するのは「グレリン」、
そう、空腹や満腹の信号も
ホルモンの働きなのです。
無意識に分泌されるので、
私たちが意図的にそれらを
どうにかすることは難しいですが、
これらもいつも一定ではなく、
感情や環境（体の状態）によって
分泌するものは変わってきます。
人と触れ合ったり愛を感じたりすると
分泌されるホルモンをオキシトシンといい、
幸福感を感じさせてくれます。
年末のご紹介しましたね。
大好きな人と食べる食事は、
なんとなくいつもより少なくても
満足する感覚を感じたことありませんか？
そこには物理的に食べた量では
測ることができない、
私たちを満たすホルモンが働いています。
無理に「食べない」ということに
頭でっかちにならずに、
食事の豊かさが何なのかを
思い出してみましょう。
そして、食事にはコミュニケーションにおける２つの役割があります。
１つ目の役割が他者とのコミュニケーション。
家族との団らんの食事や、記念日のディナー、
友達のとＢＢＱなど、
記憶に残る大切な思い出を彩る食事。
ランチミーティングとも言われるように、
食事には人の心を解きほぐす力があります。
食事が担うもうひとつのコミュニケーションは、自分とのコミュニーケーション。
自分の体が今、何を食べたいのか、
何を欲しているのかを体に聴きながら、
きちんとその味を一口一口丁寧に頂くこと。
自分の五感を通して自分と
対話していきます。
食欲コントロールにおいては、
この両者は使い分けることが重要です。
どちらだけに偏っても、
あなたの生活の豊かさを奪います。
場所や状況が変われば、
その時によって食欲に求められることも
違いますので、その場その場で
心を満たす食べ方をしていきましょう。
最終的には私たちが食で
埋めようとしているのは、不足感。
それは胃の不足感ではなく、
何か満たされない心の空虚なのです。
人と接するときの食事は、
そんな心の空虚を
満たしてあげる食事だと思って、
食事に笑顔を添えてあげてください。
2020年も笑顔のある食事を作っていきましょう。
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