前回のメルマガで質問をいただきました。
買い物の衝動に走ったり、
食べちゃったり、
体の変化だったり、
これってなんでだろうって
正解を求めがち、
検索エンジンを使いがちなんですが、
これは先生がメルマガでおっしゃった
正解を求めるってことですか?
ご質問ありがとうございます!!
このようにご質問いただけると
私もこれを読んで
くださっている読者の方も
理解が深まるので嬉しいですね。
そして、これは多くの方に
当てはまるんじゃないかなと思います。
何だろうって思ってすぐにネットで調べる。
今はほとんどのことが
この検索エンジンで
見つかるのではないでしょうか。
(話それますが
今の方はyoutubeで情報探すんですね。笑)
キーワードを入れて、
タイトルから当てはまりそうなのを
チョイスして
ふむふむって納得する。
これは前回お伝えした
答え探し脳の仕業ですね。
もちろん、そこに悩みがあるので
それを解決したくて
探すわけですから
それ自体がいい悪いということではありません。
悩む人がいれば
それを解決する人がいて
そのプロの情報で
自分の悩みを解決するのは自然なことです。
でも、
大事なのは
「反射的にそれをしない」
ということです。
それって、要するにテストでいうと
カンニングをしているってことですよね。
ズルしているってことを言いたいわけじゃないですよ。笑
カンニングをする時って
答えを見ますよね。
その人がどんな思考をしているかとか
どんなプロセスで考えているかっていうのを
見るわけじゃないですよね。
答えだけを見ます。
これって、その問題に関して
理解しているわけじゃないですよね。
もちろん答えはあっていいんです。
でも、その答えって
とくに自分の体のこととか
感情とか感覚とか
個人に帰属するものって
他人の答えが自分の答えじゃないことが多くて。
「買い物の衝動に走る」
理由ってつまり、
「自分が衝動に走る理由」
なわけですが
その理由を他の人が知る由もないですよね。
ただ他の人がそれっぽいことを
言っているから
そうなんだろうなって
自分に納得させていますよね。
でも本当にそうかは分からないですよね。
でも、他人の答えを知ると
分かった気になりますよね。
これがちょっと危ないかなと思います。
そもそも脳で理解しただけで
腑に落ちたわけじゃない情報って
意識まで変えないので
その後の行動に変化を
及ぼさないことが多いんです。
そうか!自分はここが嫌だったんだ
って自分で身に染みて分からないと
情報を得ても自分って
変わらないんですよ。
と私は思います。
例えそれが同じ内容でも、です。
衝動買いをする理由をネットで調べて
「ストレス」という理由を
知ったとしても、
多分衝動買いはなくならないです。
私たちの行動を変えるのは
情報じゃないんですね。
情報は脳を理解させるためには必要で
とくに頭でっかちになった私たちには
脳が納得しないと
受け入れられなくなっていますから、
入りとして使ってもいいと思うんですが
それで自分が変わるわけではない
…ですよね?
だから、自分を変えるのは難しいですよね。
自分を変えるには意識を
変えないといけないわけですが
そのためには自分の
「無意識」も知らないといけないわけですね。
意識とは有意識と無意識でできていますから。
衝動買いする自分の
無意識に考えていること、
思っていること、
ストレスがたまる瞬間、
そのときの心や身体の有りよう。
当たり前になっている自分を意識して
無意識なところにも
目を向けてあげること、
そうして自分というものが
分かってきて
これじゃいけないんだとわかるんですよね。
でも、
私たちは分からない状態を
放置しておけないですよね。
だから、
答えを探すんですね。
ネットに。
でも情報だけじゃ変わらないから
結局悩みは悩みのままですよね。
ということはよくあるんじゃないかなと思います。
前回のメルマガの最後にお伝えした
「瞑想とは、自分の深い意識と繋がること」
とはそういうことです。
それではまた次回!