ご質問をいただきました。
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テレワークでずっと自宅にいます。
そのせいか寝つきが悪いというか、
体がリラックスする感覚がありません。
同時に呼吸が浅くて、
息をしずらい感覚があります。
仕事のオンオフは
切り替えられているのですが、
リラックスがうまくできないようです。
何か良い方法はありますか。
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ご質問ありがとうございます。
同じような悩みを持ってる方も
少なくないと思いますので、
今日はこちらに関してお答えしていきます。
オンオフが切り替えられているということで、心や脳の緊張やストレスではないと仮定しましょう。
そうだとするとおそらく、
体の活動量の問題です。
おそらく心拍の影響が大きいのではと思います。
ドキドキする感覚、持っていますか?
ということです。
外出が減る
=歩数減るということなので、
その分、心拍数は
安静時の状態を保ちます。
逆に体を動かすと心拍は
安静ではいられず、
上がりますね。
走ることを考えると
わかりやすいですね。
走ったとき、
心臓はバクバクして体内に血が巡り、
呼吸は早くなります。
より多くの酸素を体に入れるためです。
歩くとは、走るの手前の状態なので
走るまではなくても歩くことも心臓の働きを高めます。
しかし室内にいて動かないと
心拍数は常に安静な状態なので、
息が上がることもありません。
心拍が上がる→呼吸量も増える
心拍が落ち着く→呼吸量も戻る
つまり、呼吸は心拍によって左右されます。
呼吸は肺が行うものじゃないの?
と思う方もいるかもしれません。
確かに呼吸は肺が司っています。
ただ、肺は酸素を体に取り入れ、
二酸化炭素を排出する
機能を司りますが、
呼吸の活動量を決める部分ではありません。
呼吸の活動を決めるのは心拍です。
つまり、心拍と呼吸は連動しています。
ただ連動といっても
逆は起こりにくく、
呼吸から心拍に影響を与えにくいのです。
つまり、呼吸によって
心拍数を上げることが難しいのです。
唯一は、息を止めるということでしょう。
一定時間息を止めると心拍が上がります。
この時だけ、唯一呼吸から
心拍に影響を与えられますが、
それ以外は呼吸から
心拍の動きに影響を与えることは難しいです。
(一部火の呼吸など特殊な呼吸法で体の機能を高める方法はありますが、
呼吸筋を支えないといけないので
相当に難易度が高くなります。)
ではどうしたらいいのか?
体を動かすことが最短の近道です。
先にも述べた通り、
運動する事で心拍数をあげることができます。
すると呼吸の活動量が高まり
呼吸が深く行えるようになります。
さらには、
心拍と呼吸の揺らぎが
体がリラックスしやすくなります。
昼間テレワークで脳の活動がメインの方は
ぜひ心拍の揺らぎを作ってみてください。
運動が嫌いな方は、
早歩きを15分やってみましょう。
それではまた次回!