前回ストレッチの男女差について書きました。
ストレッチは興味ある方も多いようで
反響もいつもよりあり嬉しいです(^^)
さて今日はストレッチでも壁になりやすい腿の裏の筋肉
「ハムストリングス」について解説していきます。
ストレッチの方法には実は二つの種類があります。
①一方向に伸ばすパターン
②二方向に伸ばすパターン
では、これを「上に伸びる」という動きから
解説していきましょう。
両手を組んで上にグーっと伸びてみてください。
吸う息で伸びるとさらに伸びが加速していきます。
では、伸びた後、
次にあなたはどんな動きをしていきますか。
①一方向に伸ばすパターン
吐く息で肩の力がふっと抜けて
リラックスした場合、
これは一方向に伸ばすパターンです。
上に伸びる⇒緩む⇒また伸びる
という体全体の伸縮を繰り返します。
②二方向に伸びるパターン
では、今度は上に伸びたらそのまま体を
横に倒してみてください。
今までと違った部分で、
体側も伸びていくのがわかりますか。
これが二方向に伸びるパターン。
一旦全身を上に引き上げてから、
さらにもう一つの違う部分への
アプローチをかけるタイプです。
ストレッチで難しいのは後者の
②のパターンです。
吐く息でリラックスする、というのは
なんとなくわかると思うのですが、
②のパターンは吐く息でも
伸び続けなければいけません。
そのため、①よりも
ちょっと難易度が高くなっています。
特に柔軟性の壁となるのが腿裏の筋肉、
ハムストリングスです。
この筋肉は非常に硬く大きいため
ストレッチが難しいのですが
さらに難しいのが②のバージョンで
伸ばさなければいけないためです。
前屈をしてみましょう。
単にリラックスした状態で
前屈をしてもハムストリングスは伸びません。
しかし背骨をしっかりと伸ばした状態で
前屈してみてください。
ハムストリングスに急に伸びが入ったのが
わかるはずです。
体をこわばらせてはいけないため、
吐く息で上半身の無駄な力みはとる必要があるのですが、
完全に緩むとハムストリングスはストレッチされませんので、
緩み過ぎたら再度吸う息で上半身(背骨)を
伸ばしてあげないといけません。
この
吸う息で背骨を伸ばす
吐く息で背骨をできるだけ伸ばしたまま前屈する
という繰り返しでハムストリングスは
ストレッチされます。
是非柔軟性を上げたい方は参考にしてください。
ちなみに前屈は難しいので体がかたい方は
立った状態での前屈を
始めることをお勧めします。
(座った状態での前屈は自重を利用できないので
ハムストリングスが伸びにくいです)
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