さて、先日嬉しい感想をいただきました。
クラス前に体調をお聞きするんですが
ある生徒さんから
「クラス前は体調が良いと思っていたのに
クラスで動いてみると
思ったより疲れていることが分かった」
とのこと。
素晴らしいですね!
もちろん疲れていることが
素晴らしいのではないですよ(笑)
ヨガでは様々なポーズをとりますが
’ポーズをとるためにポーズをとる’
のではありません。
’自分を調べる’ためにポーズをとるんです。
身体を構成する様々な筋肉や関節にアクセスして
自分を調べてみる。
すると、動く前はこう思っていたものが
実は身体にアクセスしてみると
思ったより動けなかったり、
体の重い部分に気づいたり。
あれ、おかしいな。
そんな脳と体のギャップを埋めるために
ポーズを取っていくのです。
だから、もしポーズをとれなくても
それが分かるということが重要で
そしてそれに対して正しい対処ができれば
それは完成されたヨガです。
決してポーズをとるから整うわけではありません。
今日の体に合わせてポーズをとるから整うのです。
日によっては、心が乱れている時は
バランスのポーズをとることが
難しい場合もあるでしょう。
それを無理やり筋肉の力で
身体を押さえつけてポーズをとるのではなく、
とれない体に対して自分ができることは何か
自分の気持ち(感情)を入れずに考えてみる。
ポーズを取りたい!
今日も動きたい!
そんな自分の意思を体に強いるのではなく、
呼吸を整えてみることで
心が落ち着くかもしれないし
今日は休むという選択肢が必要かもしれない。
そうやって自分で自分を
調べることができるようになると
今日の自分が’等身大’で分かってきますよ。
今日はここまで!
また次回!