前回はマインドフルネスが世界的に
注目されている面に関してお話しました。
今日はちょっとマインドフルネスを
掘り下げようと思います。
まず、マインドフルネスとは
状態のことを指します。
マインドフルネスが
私たちの精神的な面で
ポジティブな影響を
及ぼしてくれるのは
なんとなくお分かりかと
思いますが実際には
どのような状態なのでしょうか。
定義としては
今この瞬間の体験に意図的に
意識を向け、評価をせずに、
囚われの無い状態で、
ただ観ること
です。
日本語だけど、何語?
って感じですね(笑)
詳しくお話していきます。
まず、マインドフルネスの
定義からも分かるように
「マインドフル」とは状態です。
状態を目指すものなので
何かをしながらもできますし
逆に何もしていなくてもできます。
逆を言うと、状態だからこそ、
色んなやり方から探ったり
色んなやり方で理解したりして
深めていくものです。
方法はあくまでその状態を
手に入れる通り道であり、
その行為を通して得られる状態に
本質があります。
マインドフルネスと聞くと、
あぐらになってThe瞑想、
というようなイメージを
される方が多いかと思いますが
あぐらである必要もありません。
で、その本質とは何かというと
「今この瞬間の体験に意図的に
意識を向け、評価をせずに、
囚われの無い状態で、
ただ観ること」
です。
やっぱりわかりませんね(笑)
詳しくお話していきます。
マインドフルネスは
主に二段階に分かれます。
①アウェアネス
②アクセプタンス
です。
①アウェアネス
これは気づきと訳されるもので
今この瞬間に意識(注意)を
置いているか、ということです。
これらは、私たちが日常生活で
意識をせずに生きていることが
あるので自分の意識(注意)
というものの手綱を引いて
自ら気づいていきましょうね。
ということです。
いやいや、
私は日常生活できちんと
意識している、注意を払って
生きている、お思いかもしれません。
では聞いてみます。
あなたは今日、歯を磨いたときの
感覚を覚えていますか。
奥の歯をどのように磨いたか覚えていますか。
ほとんどの方が
覚えていない、もしくは
気を配っていなくて覚える過程すら
辿っていないのではないでしょうか。
この「気を配っていない」とは
経験していない、ということです。
あなたは今日という日を
生きているのに経験していない、
のです。
その瞬間瞬間への気の配りが
その瞬間を経験しているか、
に繋がります。その瞬間、
気を配っていないとすると
あなたは何を経験していたのでしょうか。
「今日のプレゼンでは
こんなことを話そう」
「今日の天気はどうかしら」
「朝ごはんは何を食べよう」
このような思考は、
この瞬間の経験を
経験していないですよね?
あなたの日常がこんな状態で
多く過ぎていってしまっていないでしょうか。
その場合、
あなたは一日24時間という中で
どれだけ今この瞬間を
経験しているでしょうか。
生きているのに経験していない。
次回更に詳しくお話していきます。