前回、睡眠に関するご質問をいただきまして。
https://life-meditation.com/e-zine182/
同じように睡眠に悩みを
感じている方から別の
ご相談をいただきました。
とても興味深かったのでこちらで回答します。
●状況
自分もここ3週間ほど、
早朝の4時とかに目が覚めます。
その後寝れません。
考え事や雑念にとらわれてると
寝づらいと思い、そういう状態ではなく
心は平穏な状態であることが多いです。
が、寝れません。
日中は睡眠不足のためか
疲れを感じることもありますが、
それでも相変わらず
4時とか5時とかに目が覚めます。
ちなみに夜寝るときはスムーズに寝れます。
夜寝るのは12時半前後です。
普段は7時に起きています。
(目覚ましのアラームがその時間です)
●質問
①雑念などはない状態と思っていますが、
これも脳が暴走している状態なのでしょうか?
②前回のメルマガで記載のあった脳が
暴走している状態というのは、
交感神経が過剰になっている状態と
いうことでしょうか?
③仰向けでいるときに胸や
肋骨のあたりが
苦しいというか圧迫感を
感じることがあります。
仰向けでいるときずっと
というわけではありませんが、
早朝に目が覚めるときに
こう感じていることもあります。
これは姿勢の問題なのでしょうか?
それとも交感神経優位等の
精神的なものからきているのでしょうか?
個人的な意見で構いませんので、
よろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます!
答えてみたいと思います。
まず、わかりやすい
②から答えたいと思います。
脳の暴走=交感神経が優位?
ですね。
私の個人的見解ですが
違います。
連動はしていると思います。
脳が覚醒すると
交感神経が優位に働きやすい、
というのはあると思います。
ただ、私が伝えた
脳の暴走は「脳波」の方です。
過去のメルマガで睡眠に関して
お伝えしたのを覚えていますか。
>【睡眠中の脳波は3種類!?】
https://life-meditation.com/e-zine117/
脳には、
脳のリラックス状態に合わせた
脳波といわれる波が出るんですね。
α波(アルファ波)が有名です。
α波って聞くとなんとなく
リラックスのイメージありませんか。
聞くだけで脳に
リラックス効果をもたらしてくれる
α波の音楽などもありますよね。
α波は寝ている時と起きている時の
「はざま」にいる時の脳波です。
α波だけではなく
脳にはそれぞれの覚醒や
リラックス状態に合わせた
複数の脳波が存在します。
この脳波の種類に合わせて
睡眠の段階が分けられています。
先ほど紹介したα波は
一番浅いノンレム睡眠の時の脳波です。
リラックスなのに浅いの?
とお思いかもしれませんが、
α波はまどろんでいるときの脳波ですから
浅い睡眠に区分されます。
そして、α波の段階を経て
次に訪れる睡眠の脳波が
θ波(シータ波)。
そこからさらに深い睡眠になると
δ波(デルタ波)の段階になります。
δ波(デルタ波)は
深いノンレム睡眠に訪れるので
睡眠の質を図るための指標として
有効といわれています。
ちなみに、起きている時の脳波は
β波(ベータ)波です。
交感神経が優位の場合は
β波と関連があるでしょうから
やはり自律神経と脳波は
関連があると思います。
とはいえ、脳の暴走は交感神経ではなく
脳波の方の問題だと私は思います。
・・・いいですね。
メルマガだとこういう繊細なことも
自分意見で抵抗なく言えるので
嬉しいです。笑
ちょっと長くなったので
それでは今日はここまで!
脳波、
という視点を変えるだけでも
睡眠の考察のヒントに
なるかもしれません(^^♪
また来週!