今回は食欲の質問を頂きました。
こんにちは。
本を読ませていただき、
自分に当てはまることが多く
びっくりしました。
私はどうしても食欲がコントロールできません。
特に、いつも行くスーパーで
好きなロールケーキがあるのですが
それをだめだと思ってその時は
買わないで店を出るんですが
結局それが頭から離れずに
買いに行き食べてしまいます。
しかも、一個800キロカロリーくらい
あるものでとても一回で
食べる用のものではないのですが
我慢したからか、一気に食べてしまいます。
これを繰り返しています。
だめだと思っているのに
どうしてもその後に頭から離れません。
どうしたらよいでしょうか。
ご連絡ありがとうございます。
こちらに関しては
味わい方の問題ではなく
心の問題の方かなと感じました。
というわけで、
今日はちょっと食欲の心の部分のお話。
自分の食欲を試す方っているんですよ。
もちろん、食欲を自由気ままにしていると
私たちはどんどん肥満に傾きますから
自分で食欲の手綱を引いておくことが重要です。
食欲の心の問題を抱える人というのは、
食欲を自由気ままにしている人のことではなく
食欲を「自分の支配下」に置こうと
している人のことです。
これは重度に食欲コントロールを
失った方にも見られる傾向ですが
その場合は自分の食欲を虐待する、
という形になります。
不思議だと思われるかもしれませんが、
愛情の問題が絡むと人は
自分で自分を虐待するサイクルが回るのです。
そこまでいかないまでも、
自分の食欲を試す方の場合、
これは一種の自分の思考の癖です。
完璧主義が強固になり、裁く志向が
強くて行動の乱れを許せなかったり、
他の人をコントロールできない代わりに
自分の欲をコントロールして
支配下に置こうとしたり。
これを自分で認知するのは
非常に難しいことですが
行動レベルで観るとわかりやすいですね。
食べちゃダメ:支配下に置こうとする、食欲を抑圧する
結局食べる:支配下失敗、スーパーに走らされる
まずはそれに気づくことが重要です。
あなたは自分の食欲を支配下に
置こうとしています。
そして結局支配下に置けなく
自分が食欲の言いなりになってしまっています。
もちろん、健康のことを考えて
食事を大切にしたいからこそ
それに及んでいることは分かります。
その考え方自体は素晴らしいものです。
ただ、食欲はあなたの裏側の
「試そうとする下心」を見過ごしません。
言葉にしなくても、
考えていなくても、
食欲はそんな下心を感じ取るんです。
だから、それを買わないというときは、
「本当に要らない」と食欲に
言える状態でないと
このサイクルを断ち切るのは
難しいと思います。
食欲を支配下に置こうとしないことを
目指さなければいけません。
大丈夫です、それは必ず訪れます。
そして、その状態の時は
必要は時にはそれを必要な分だけ
食べられるようにもなります。
空腹も食べたいという気持ちも
俯瞰する技術は手に入れられますから
長期的には目指しながらも、
すぐには難しいと思いますので
まずは思考の癖を
とり除くことから始めていきましょう。
こちらの本がおすすめです。
食欲ブレーキダイエット
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それではまた次回!