前回の質問からの続きです。
前回のメルマガはこちら
・習慣化が難しく結局続かない
・何かのきっかけで一回止まると
そこで再開するのをやめてしまう
という質問でした。
前回は、それに対して意識と
ライフスタイルの使い方の重要性をお伝えしました。
特にライフスタイルは固定化されると
とても変えにくく自分の意思だけでは
難しい部分も多いのが事実です。
それでも自分の意思や気力だけで
無理やり変えようとしても
ライフスタイルは強靭な壁となって
毎回あなたのまえに
立ちはだかってきますから
そのライフスタイルの壁をすらっと
乗り越える工夫は重要です。
無理だと思っていても、
周りの人に相談したり、
人に頼ってみたり、ちょっとした時間の
使い方をかえてみるだけで
すんなり解決することもあるので
是非一度自分のライフスタイル
(毎日の時間の使い方)を考え直してみてくださいね。
さて、今日はそのあとの習慣化に
大事な淡々とすること。
これが難しい方も結構いらっしゃいます。
ヨガは「上手な行為の行い方」と訳されます。
この「上手な行為の行い方」とは、
「ポーズをきれいにとる」
ということではなく
そのポーズをとる際に
「このポーズをとる意味は…」
「今これはどこの筋肉を使っていて…」
など余計なことを考えないで
今のポーズをとるという行為に
集中する、ということです。
人はどうしても頭が良くなると、
そこに対する自分の思考や観念が発生し、
それをやることに意味づけを求めます。
しかし、それが葛藤の始まりです。
もしそれを行うのに、
何も考えることなく淡々と
やれるようになると
そこにその意味で悩むことが
無くなるので自分の内側は平穏なのです。
これは、何も考えない人になれと
いうことではなく、無駄な脳のおしゃべりと
止める技術を身につけましょう、ということです。
その頭のおしゃべりがあるから、
淡々とやるということが阻まれるのです。
ヨガはポーズを通して淡々とする
技術を学んでいきますが
それでもポーズ中につい、
えっちらあっちら考え事をするものです。
その時はそれに気づいて、
またそれを淡々とやることに専念する。
右足を前といわれたら、ただ右足を前に出す
呼吸をするように言われたら、ただ呼吸に意識を戻す
そんなことを通して、
働きものになった脳を鎮める技術を
身につけていきます。
それは結果として、
仕事でも家庭でも生かされて
目の前のことに対して無駄に
自分の中で葛藤を作らずに
淡々と行うことができるのです。
分かりにくければ穏やかな状態で
行うことができる、と言い換えても
よいかもしれませんね。
というわけで、今回習慣化に対して
悩んでいたご質問者も
悩むこと自体無用です。
それはそれ、これはこれで
また始めればいいだけ。
次するときは、今回こそ成功させる、
なんて無駄なことは考えずに
ただ淡々と行ってみてくださいね。
それ自体が習慣化の重要な
トレーニングだと私は思います。
今日はここまで!
良い一日を(∩´∀`)∩