食欲鎮静術を読んだ方から
コメントをいただきました。
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書籍購入し、さっそく読ませていただきました。20歳で出産してから16年の食欲との戦いに疲れきっていて、食欲鎮静術にすがる思いです。
ひとつ質問させてください。
私が16年も理想の体重になれず、ジワジワ増えていくのは、普段の食事ではなく「そわそわ食材」が原因です。普段の食事に関しては食欲のコントロールは難しくないのですが、甘いオヤツはどうしても食べたい気持ちを抑えられません。
決別を、と言われてもコンビニまで走ってしまいます。
趣味でマラソンをしているので辛うじてすごく太ってはいませんが、甘いものを食べたい気持ちと、食べたあとの罪悪感、たくさん走らなきゃどんどん太るという恐怖感で毎日が辛いです。
決別できない場合は、甘いものも食事瞑想でそのうちコントロールできるようになりますか?
それとも「そわそわ食材」に関してはきっぱり断つ意思が必要でしょうか?
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コメントありがとうございます。
甘いものがやめられないというご相談ですね。
食べては消費して、それでも迫り来る体重増加の恐怖、とても辛い日々だと思います。
間食をやめられるかどうかを答える前に、一つ気になる言葉がありましたので、ここを答えさせてください。
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「それとも「そわそわ食材」に関してはきっぱり断つ意思が必要でしょうか?」
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食欲鎮静術の本の中で、そわそわ食材に関しては徹底的に周りから排除してほしい、と書きました。
そしてこの方は、きっぱり断つ意思が必要か、とのことをご質問されています。
しかし、考えてほしいのです。
この方は
すでに「きっぱり断つ意思」を持っている
のではないでしょうか。
もし家の中に甘いものがまだあるのであれば、「きっぱり捨てる勇気」は必要です。ゴミ箱に捨ててください。ゴミ箱に入ってることも気になるようならゴミ捨て場に捨てに行ってください。
そわそわ食材はそれくらい、徹底的な排除が必要です。
しかし、この方はその状態は作れていて、それでもコンビニに走ってしまうわけです。
もうひとついうなら、
ただコンビニにお決まりの「それ」があることをあなたの脳と胃が知っていて、
あなたはそれに走らされている
んです。
走っている
のではなく
走らされている
この表現なら、自分の意思の問題ではないことがわかりますか?
食べるに悩む方は、自分の意志の弱さで食べてしまうと思っています。
もしそれが「怠惰」で、「だって好きなんだもん!」であれば、意思の弱さです。
怠惰の場合は、幸せな感覚が内包されています。
しかし、怠惰でなく食べるに悩む女性は、圧倒的に苦しみの方が勝っています。
自分ではどうにもならない欲に走らされているんです。
だから、まずあなたにしてほしいことは
自分を責めない、ということ。
あなたの意思は決して弱くない。
16年も真剣に向き合って
運動も必死にこなして
それだけ努力できる人なのだから。
本当に本当に
よく頑張りましたね。
大丈夫です、必ずやめられます。
これから食欲鎮静術の
少し深めの解説をして行きます。